よっちの今さらアスペルガー

自身のアスペルガー経験のQ&A

アスペ1 その3 「目が合わせれない」

 

 

こんにちは!

 

 

 

突然ですが、ぼくがまだ齢い小学生だった時のお話しをしましょう。

 

 

 

どこの学校でもある班作り。

4~6人で班を作り、一定期間の授業や給食などを一緒に過ごす

いわゆる仲間です。

 


今からのお話は

学校の休憩中にこの班で起きた小さな物語。

周りにとっては、些細なことかもしれないけど

ぼくにとっては

大きな大きな事件。

 


聞いてください…。

 

 

 

 

 

 

 


キンコンカンコーン!

 


「起立!礼っ!」

「ありがとーございました!」

 


眠たい国語の授業が終わり、机の上の教科書を片付け10分後の算数の準備をしていた

その時

 


同じ班の6人で机を迎え合わせにくっつけており、

その時の目の前にいた女の子が僕に言いました。

 

 

 

「ねぇ、よっちは何で私の目を見ないの?」

 


僕は心臓は金槌で殴られたような刺激を受けました。

 


「さっきの授業中も班で話し合いの時、ずっと下を向いてた。

何で?」

 


なんでと言われても

僕にもなぜかわからなかった…。

たしかにそうだ。

僕は同じクラスのこの子だけじゃない。全員の子の目が見れてない…。

 


「ねぇ、3,2,1!

って言ったら私の目を見てよ!

周りのみんなもよっちを見ててね!」

 


!え

 

 

 

「いくよ!

さんっ!にっ!いちっ!…」

 

 

 

この子はなんでこんなことするんだ…

なんのために…

なにがたのしんだ…

…くるしい

胸がくるしい…

 


…けど

…けど

どうしてぼくは目が見れないんだ…

じぶんでもわからない

 


「はい‼︎私の目を見てよ」

 

 

 

ぼくは顔をその子の方に向けた

 


 


「ちょっと、また違う方に向いてる‼︎」

 


目だけ彼女の後ろにある、ゴミ箱を見ていた…。

 

 

 

 


「キンコンカンコーン」

 

 

 

チャイムがなり

その話しはそこで打ち止めとなった…が

ぼくの心臓はチャイムが鳴り終わっても

まだ鳴り続けていた…。

 

 

 

 


今日も読んでくださり

ありがとうございました!